について 12万年前の地層
フィンランドのオオカミ洞窟:旧石器時代説をめぐる遺跡
オオカミ洞窟は、フィンランド語でSusiluola、スウェーデン語でVarggrottanと呼ばれます。フィンランド西部、カリヨキ自治体に近いクリスティーネスタッドのピュハヴオリ山に生じた岩の亀裂で、上部に土砂が詰まって洞窟となりました。奥行きは約30メートル、幅約25メートル、高さ2メートル以上ですが、調査・公開されているのは一部だけです。
1996年の発見とネアンデルタール人説
1996年、洞内で石器の可能性がある物体や、焚き火跡の底部と解釈された痕跡が見つかりました。これを根拠に、約12万~13万年前の旧石器時代に人が利用した可能性が論じられています。人工物だと確認されれば、北欧で知られる唯一のネアンデルタール人遺物となります。
結論は今も確定していない
しかし、この解釈は最終的に証明されていません。フィンランドの公式観光情報もネアンデルタール人の住居だったのかを疑問形で示し、石や炭化物には別の説明があり得るとしています。したがって、重要な研究対象ではあるものの、人類活動の年代と性格には議論が残る遺跡として理解する必要があります。
柵の外から安全に見学
安全のため洞口は柵で閉じられ、内部へは入れませんが、柵に設置されたスイッチで照明を点けて中を見ることができます。見学は無料で、近くには展望塔へ向かう道もあります。一部は岩場で歩きにくいため、天候を確認し、適切な靴で訪れてください。