について Statue of the Republic
シカゴの《リパブリック》像―ジャクソン・パークの「黄金の女性」
シカゴのジャクソン・パーク南端には、1893年のシカゴ万国博覧会を記念する高さ7.3メートルの金色の女性像があります。正式名は《リパブリック》ですが、市民には「ゴールデン・レディ」として親しまれています。作者ダニエル・チェスター・フレンチは、博覧会の巨大な原作と1918年設置の現存作を手掛け、後にワシントンのリンカーン記念堂のリンカーン坐像も制作しました。
1893年の巨大な仮設像
原作は博覧会のコート・オブ・オナー東端、大水盤のそばに立っていました。人物像だけで65フィート、約20メートル、台座を含めると約100フィートに達しました。金色の石膏で造られ、仮設を前提とした会場建築の一部でした。来場者は「ビッグ・メアリー」と呼びましたが、博覧会後まもなく火災で失われました。
博覧会はコロンブスのアメリカ到達400年を記念し、ジャクソン・パークを一時的に「白い都市」へ変えました。大半のパビリオンは消えましたが、公園には空間構成と歴史の痕跡が残ります。現在の像は、旧管理館があった場所の近くに立っています。
1918年の記念像
B・F・ファーガソン基金と女性万国博覧会基金は、フレンチに縮小・修正版を依頼しました。1918年5月11日、博覧会25周年とイリノイ州昇格100周年を記念して除幕されました。全面を金色にしたブロンズ像で、高さ約3メートルの台座はリンカーン記念堂の建築家ヘンリー・ベーコンの設計です。
右手には地球を載せ、その上でワシが翼を広げます。左手の杖には「Liberty」と記された板があり、月桂冠が一部を囲みます。1993年の博覧会100周年に再び金箔が施され、2003年にはシカゴ市指定ランドマークとなりました。
見学のポイント
像はシカゴ公園局が管理する屋外作品で、イースト・ヘイズ・ドライブとサウス・リチャーズ・ドライブの交差点、ゴルフ場近くにあります。公共空間から無料で見られ、専用の券売所や屋内開館時間はありません。ただし工事、催事、道路規制はジャクソン・パークの最新案内を確認してください。
朝夕の光は金箔と台座の細部を引き立てます。公園散策や、万博の旧美術館を利用した近隣の科学産業博物館と組み合わせることもできます。歩道から鑑賞し、台座に登らないことが、シカゴの厳しい気候にさらされる公共美術を守る基本です。