について Teppe Hasanlu
ハサンル遺跡:破壊の瞬間をとどめる鉄器時代の都市
ハサンル遺跡(Teppe HasanluまたはTappeh Hassanlu、ペルシア語:تپه حسنلو)は、イラン北西部に残る古代都市の考古遺跡です。西アーザルバーイジャーン州、オルーミーイェ湖の南に位置します。
都市を封じ込めた破壊
紀元前9世紀末、ハサンルは激しい攻撃によって破壊されました。焼け落ちた建物と崩落した壁が一つの都市層を時間の中に封じ込め、建築、遺物、襲撃の犠牲者や戦闘員の骨を良好な状態で残しました。鉄器時代の暮らしを知る、きわめて貴重な資料です。
ガダル川流域を望む城塞
ハサンルはガダル川流域で最大の遺跡で、ソルドゥズと呼ばれる小平原を見下ろします。中心には高さ約25メートルの城塞丘があり、堅固な防御施設と舗装街路を備えていました。その周囲には、平原より約8メートル高い低地市街が広がっていました。
集落は本来さらに大きかったものの、農業や地域の建設によって範囲が縮小しました。現在の遺跡は差し渡し約600メートル、城塞の直径は約200メートルです。
長い居住史と黄金の器
この地には紀元前6千年紀から西暦3世紀まで、比較的途切れることなく人々が暮らしました。最も有名な出土品は、図像で飾られた「ハサンルの黄金の器」です。
2018年には、当時のイラン文化遺産・手工芸・観光機構が遺跡全体のユネスコ認定を目指す動きを進めました。ただし、これは当時の推薦に向けた取り組みであり、世界遺産への正式登録を意味するものではありません。