サリュー諸島はフランス領ギアナの大西洋岸、クールーから約14キロ沖にある小さな群島です。ロワイヤル島、サン=ジョゼフ島、ディアブル島(悪魔島)の三島で構成されます。大陸から見る緑の斜面やヤシは南国の休暇先を思わせますが、その歴史は厳しいものです。19世紀以降、フランスは島々を植民地刑罰制度の一部として利用し、囚人を大西洋の隔絶した環境へ送りました。現在、訪問者が目にするのは保護された自然と、その歴史を伝える建物や遺構です。
フランス文化省の文化財台帳は、三島を一体の歴史的景観として扱います。2012年の保護指定は、植民地流刑地に関わる建造物や施設、アメリカ先住民の遺跡、土地を対象とし、すでに個別指定された区画などを除外しています。台帳によると、所有者は公的宇宙機関CNESで、ロワイヤル島の一部区画は海岸保全機関や環境担当省に割り当てられています。文化財保護、海岸管理、生態系の保全、近隣の宇宙センターの活動が交差するのが、現在の島々の特徴です。