カウローニア・スペリオーレでは、目を引く建物が必ずしも大きな広場に面しているとは限りません。アスキュッティ=イエラーチ邸は、歴史地区の急な街並みに組み込まれ、町の中心的な教会の北側に寄り添うように建っています。地域の文化財当局は、立地のため初めて訪れる人には見つけにくい一方、旧市街へ上る道から装飾された正面を望めると説明しています。広い前庭を持つ孤立した記念建築ではなく、歩きながら探す場所です。
この邸宅は、躍動感のあるレリーフから「パラッツォ・デイ・ディアヴォリ」、すなわち「悪魔の宮殿」と呼ばれることがあります。名前から伝説を想像しがちですが、資料で確認できる魅力は建築装飾です。漆喰の人物像、縁取りのあるパネル、バルコニーが、珍しい演劇的な表情をつくっています。レッジョ・カラブリア地域観光局は、狭い路地や小広場、時代の異なる宗教建築が残る中世の町並みの中で、重要な貴族邸宅の一つに挙げています。