ボスニア湾の最奥部にあるガンメルスタードには、現実的な必要から生まれた集落の形が残っています。教会から遠く離れて暮らす信徒は、日曜礼拝のあと、その日のうちに家へ帰れないことがありました。そこで、農村の家族が礼拝や宗教行事の際に泊まれる小さな木造小屋を集め、教会街が形成されました。商店や住居が常時使われる一般的な旧市街とは異なり、礼拝、長い移動距離、スウェーデン北部の厳しい気候が独特の暮らしを生みました。
ユネスコは、ガンメルスタードを北スカンディナヴィアにかつて広く見られた教会村の最良の保存例としています。木造小屋は15世紀末に建てられたネデルルーレオー教会を囲むように集まっています。ユネスコの現行の資産説明によれば、教会小屋は404軒で、約552の部屋に分かれています。さらに116棟の保護建造物があり、合計520棟です。古い資料では数の示し方が異なることがあるため、小屋、部屋、保護建造物の総数を区別して見る必要があります。