地図上のこの地点は、タンザニアのキルワ・キシワニ島にある大モスクを示しており、一般名の「グレート・モスク」を指すものではありません。遺跡はタンザニア南岸沖の島にあった歴史的な町の一部で、ダルエスサラームから南へ約300キロ離れています。キルワ・キシワニと近隣のソンゴ・ムナラはユネスコ世界遺産を構成し、スワヒリ都市の暮らし、イスラム文化、インド洋交易の証拠を伝えています。
キルワにはおよそ9世紀から19世紀まで人々が暮らし、13〜14世紀に繁栄の頂点を迎えました。商人たちは東アフリカ沿岸からアラビア、インド、中国へつながる交易網に参加しました。内陸の金や象牙が港を通り、銀、真珠、香料、ペルシア陶器、中国磁器などが運ばれました。ユネスコはキルワを地域の重要な中世港の一つと位置づけています。遺跡は一時的な交易拠点ではなく、複雑な都市があったことを示します。