ソアピルコは、メキシコ中央高原のトラパコヤ丘陵東斜面、かつてのチャルコ湖岸に位置する野外遺跡である。調査では長期にわたる人間活動が確認され、初期段階はおよそ紀元前5500年から前2200年に及ぶ。近隣のトラパコヤ遺跡とは、同じ湖畔環境と考古学的地域を共有している。
初期の生活跡で多い岩陰遺跡とは異なり、ソアピルコは野外に設けられていた。この特徴から、後期アルカイック期に村落が形成されていく過程を考える重要な手掛かりとなる。考古学者クリスティーヌ・ニーダーベルガーが1969年から行った発掘では、植物・動物の遺存体や人間活動に関わる資料が多数見つかった。