白海西部のソロヴェツキー諸島には、厳しい北方の自然とロシアを代表する修道院建築群が共存しています。ユネスコ遺産には六つの島、集落や聖地、要塞のような修道院、庵、水利施設、考古遺跡が含まれます。修道院が建築と信仰の中心ですが、遺産の物語は島々と周囲の海にも広がっています。
島で修道生活が始まったのは15世紀です。ユネスコは、正教会の修道士たちが遠隔の海上環境に共同体を築いた1430年代を、修道院群の成立時期としています。その後、教会、僧房、島の各地にある宗教施設が数世紀かけてネットワークを形づくりました。短い農耕期、厳しい気候、大陸からの補給距離に適応する必要がありました。