ティドレはモルッカ海からそびえ、ハルマヘラ島の西、隣り合うテルナテ島の向かいに位置します。インドネシアの観光ポータルは両島を火山島と紹介し、キエ・マトゥブ山がティドレの景観を形づくると伝えています。また「ティドレ」はより広いティドレ諸島市の名称でもあるため、主島や史跡と自治体全体を区別して考える必要があります。
何世紀にもわたり、クローブとナツメグは北マルクを地域および国際交易の交差点にしてきました。インドネシアの文化遺産保護当局は、テルナテとティドレに商人、地域社会、政治勢力が集まり、スルタン国がイスラムの歴史や海上交易に関わったと説明しています。ヨーロッパ人が香辛料を「発見」しただけの物語ではありません。彼らが来る以前から、島々は地元の統治者と交易網によって結びついていました。