ホーヴゴーデンはヴァイキング時代、ビルカの交易を統治・保護した王領地である。メーラレン湖のアデルスユー島にあり、ビョルケー島の交易都市と海峡を挟んで向かい合い、ストックホルムの西約30キロに位置する。権力の居所と港町の結び付きが優れた考古学的まとまりをなし、1993年に「ビルカとホーヴゴーデン」として世界遺産になった。
現地には大きな古墳、墓地、港の痕跡、1070年ごろのルーン石碑が見え、王と行政の存在を伝える。土壇上には13世紀の煉瓦・石造宮殿アルスヌー・フスの基礎も残る。マグヌス・ラドゥロス王時代の1280年ごろ、ここで開かれた王国会議が、中世スウェーデンの貴族・封建制度の基礎となる規定を定めた。