マウレタニア王家の霊廟は、アルジェリアのティパサ県シディ・ラシェド近くの丘にあり、サヘルの景観越しに地中海を望みます。国の文化財管理機関は、アルジェから西へ約60キロ、標高261メートルに位置すると案内しています。古代ティパサの有名な海岸遺跡群の中にあるのではなく、ユネスコの連続遺産を構成する独立した場所で、ティパサの南東約11キロにあります。
正式な呼称はマウレタニア王家の霊廟で、アルジェリアの文化財機関は旧称「キリスト教徒の女性の墓」も記録しています。この名だけからキリスト教起源と判断することはできません。公式解説は建築年代を紀元前1世紀とし、古代マウレタニア、とりわけユバ2世の時代と関連づけます。ただし、特定の統治者の遺骸が内部で確認されたとは記していません。