ロベン島は南アフリカ、ケープタウン沖のテーブル湾にある。約400年にわたり、流刑地、監獄、隔離病院、軍事基地として使われた。ユネスコは1999年、建物と景観が植民地支配・人種抑圧だけでなく、それに抵抗した人々が勝ち取った民主主義を証言するとして世界遺産に登録した。
17世紀からオランダ当局は囚人と先住民指導者を島へ送り、東南アジア出身のイスラム指導者も追放した。サイード・アブドゥルラフマン・モトゥルに関わるクラマットはその記憶を残す。19世紀にはハンセン病患者ら国家に隔離された人々が暮らし、砲台と要塞は第二次世界大戦期の防衛機能を示す。