瀋陽故宮は、清が中国全土を支配する前に満洲政権が拠点とした宮殿です。瀋陽市瀋河区の中心部にあり、ヌルハチが1625年に造営を始め、ホンタイジが拡張しました。後金から清初期へ至る権力形成の舞台が残されています。 北京の紫禁城とは異なり、中国宮殿の儀礼的配置に満洲の伝統と北東アジア諸民族の要素が融合しています。東路の大政殿と十王亭は八旗制度を反映し、中央軸には門、政務殿、居住区が並びます。1644年の北京遷都後も、清の皇帝は東北巡幸の際にここへ滞在しました。