について アラハン修道院
アラハン修道院は、トルコのメルスィン県ムトから北へ約20キロ、ゲチムリ近郊のギョクス川渓谷を見下ろす山腹の段丘にあります。標高は約1300メートルで、初期キリスト教遺跡と、古代イサウリアの交通・巡礼路を思わせる険しい景観が一体となっています。
現存する建物は主に5~6世紀のものです。一般に修道院と呼ばれますが、巡礼聖地だったとする研究上の見方もあります。教会、洗礼堂、岩に接して造られた墓、居住施設、列柱路が残り、門には十字架、天使、動物、ブドウの葉などのキリスト教彫刻が施されています。
東教会では、方形の基部から八角形へ移る構成が注目され、初期ビザンツ建築の発展を示します。遺構はイサウリア出身の皇帝ゼノンの時代とも関連づけられます。2000年からトルコのユネスコ世界遺産暫定一覧に掲載されていますが、正式登録地ではありません。
トルコ博物館の公式案内では、毎日8時15分~17時、最終入場16時45分、入場無料です。変更の可能性があるため再確認してください。谷から上る道路と遺跡内は足場が不均一です。歩きやすい靴、水、日よけを用意し、柵のない縁や不安定な遺構には近づかないようにしましょう。