について オスティア・アンティカ
オスティア・アンティカ――古代ローマの港町を歩く遺跡
オスティア・アンティカは、現代のオスティアに近く、ローマの南西約25キロメートルに広がる大規模な考古遺跡である。かつて古代ローマの港湾都市として、首都とテヴェレ川、地中海交易を結んでいた。
名称とテヴェレ川河口
オスティアの名は、ラテン語で「河口」を意味するostiumに由来し、その語源は「口」を表すosにさかのぼる。古代都市はテヴェレ川の河口に築かれ、ローマの海港として機能した。土砂の堆積と河道・海岸線の変化により、現在の遺跡は海から約3キロメートル内陸にある。
保存状態に優れたローマ都市
オスティア・アンティカは、古代建築の保存状態の良さで知られる。街路、公共建築、住宅の遺構に加え、見事なフレスコ画と印象的なモザイクが、古代ローマの港町における都市構造と日常生活を伝えている。