について クイーン・メリー
クイーン・メリー号:ロングビーチの豪華客船史と見学ガイド
RMSクイーン・メリー号は米国カリフォルニア州ロングビーチに恒久係留され、現在は歴史観光施設、ホテル、展示、イベント会場として利用されている。スコットランド・クライドバンクのJohn Brown造船所で建造され、1936年にCunardの大西洋航路へ就航した。流線形の船体、アール・デコの内装、壮大な公共空間が、定期客船黄金期の旅を伝える。
初航海は1936年5月27日。同年、北大西洋を最速で横断した定期客船に与えられるブルーリボンを獲得し、1938年に奪還した記録を1952年まで保持した。第二次世界大戦中は豪華な内装の一部を外し、船体を灰色に塗って兵員輸送船となり、「グレイ・ゴースト」と呼ばれた。戦後は旅客輸送へ復帰したが、航空旅行の台頭を経て1967年に現役を退いた。
ロングビーチ市が1967年に購入して以降、運航するクルーズ船ではなく、Queensway Bayに固定された海事遺産となった。船橋、甲板、客室、通信設備、機関部の展示から、船旅と造船技術を学べる。設備区画の一部はツアーでのみ入れる。船内には狭い通路や階段が多いため、移動に配慮が必要な場合は事前にバリアフリー経路を確認したい。
公式の一般入場は現在、原則毎日10時~18時。複数の歴史展示に加え、空きがあれば約30~45分の入門ツアーが含まれる。飲食店、ホテルの共用部、夜の体験は展示終了後も営業する場合があるが、時間はそれぞれ異なる。Glory DaysやSteam & Steelなどの有料ツアーは歴史や機関技術を扱う。一方、心霊を題材にしたコースは娯楽企画であり、史実として扱うべきではない。
所在地は1126 Queens Highway, Long Beach。駐車料金は特別催事で変わり、大規模な週末にはシャトルが設定されることもあるため、公式の交通・駐車案内を確認する。展示を丁寧に見てツアーにも参加するなら、少なくとも3時間が目安。宿泊、レストラン、特別展、夜間プログラムは別予約となる場合があり、料金と入場範囲を購入前に確かめたい。