について サガルマータ国立公園
サガルマータ国立公園――エベレストを抱くヒマラヤの保護地域
サガルマータ国立公園はネパール東部のヒマラヤ山脈にあり、世界最高峰エベレストを中心とする。ネパールの国立公園当局による面積は1,148平方キロメートル。標高は2,845メートルから、約8,848メートルのエベレスト山頂まで大きく変化する。
高峰、氷河、深い谷
ソルクンブ郡に位置し、エベレストのほか、ローツェ、ヌプツェ、チョ・オユー、アマ・ダブラムなどの高峰を含む。氷河と深く刻まれた谷が劇的な垂直景観をつくり、ドゥード・コシ川水系は高山の雪氷と下流域を結んでいる。
国境を越える保護地域
北側はヒマラヤ主稜線に沿って中国チベット自治区のチョモランマ自然保護区と接し、東にはマカルー・バルン国立公園、南にはドゥード・コシ川がある。より広域の「聖なるヒマラヤ景観」にも組み込まれている。
自然遺産とシェルパ文化
ユネスコは1979年、壮大な山々、氷河、深い谷、ユキヒョウやレッサーパンダなどの希少種を評価し、サガルマータ国立公園を世界遺産に登録した。園内に暮らすシェルパの人々とチベット仏教の伝統も、この地域に重要な文化的価値を加えている。
「サガルマータ」の意味
ネパール語のSagarmāthāは一般に、「空」を表すsagarと「頭」または「頂」を表すmāthāに由来し、「空の頂」というイメージを伝える名称とされる。
高地へ入る前に
公園への入域には所定の許可が必要である。高標高、急変する天候、登山道の状況が旅程を左右するため、高度順応の時間を確保し、出発前にネパールの公園当局が示す最新条件を確認したい。