について シェンヌ・デ・ピュイ
シェヌ・デ・ピュイ:火山と断層が描く地球の教科書
シェヌ・デ・ピュイは、フランス中央高地北部、クレルモン=フェラン西方に約45キロ続くおよそ80の火山群である。リマーニュ断層とラ・セール山の逆転地形を合わせた「シェヌ・デ・ピュイ=リマーニュ断層構造地域」は、2018年にユネスコ世界遺産へ登録された。
この景観は、大陸地殻が割れ、沈降し、深部のマグマが上昇して地表を押し上げる大陸リフト形成の過程を示す。火山の多くは一度の噴火活動で形づくられた単成火山で、火砕丘、マール、溶岩ドームが比較的狭い範囲に並ぶ。
多姆山から見る火山列
活動は約9万5千年前に始まり、最も新しい噴火は約8600年前とされる。中心に立つピュイ・ド・ドームは標高1465メートルで、周囲の高原から約550メートルそびえる。山頂からは南北に続く火山列とリマーニュ平野を一望できる。
見学と保全
火山群はオーヴェルニュ火山地域自然公園にあり、遊歩道が整備されている。ピュイ・ド・ドーム山頂へはラック式鉄道でも登れる。天候、強風、積雪、侵食対策、混雑により歩道や施設が制限されるため、公式情報を確認し、標識のある道を外れない。
- 所在地:フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
- 規模:約80火山、約45キロ
- 最高地点:ピュイ・ド・ドーム、1465メートル
- 世界遺産:2018年登録
- 訪問:徒歩またはラック式鉄道。天候と運行を事前確認