について スレバルナ自然保護区
スレバルナ自然保護区:ドナウ川沿いの重要な渡り鳥湿地
スレバルナ自然保護区は、ブルガリア北東部の同名集落近くで、淡水湖と周辺湿地を守る。ドナウ川西岸に近く、ヨーロッパとアフリカを結ぶ主要な渡りルート上にあるため、繁殖地、越冬地、中継地として国際的に重要である。
湖、ヨシ原、河畔林のモザイク
世界遺産の区域は638ヘクタール、緩衝地帯は673ヘクタール。湖、湿性草地、旧農地、ドナウ河畔林、コムルカ島、川岸との間の水域を含む。浮島状のヨシ原と冠水するヤナギ林が水鳥の重要な営巣場所になる。
ハイイロペリカンと渡り鳥
99種が繁殖し、約80種の渡り鳥が季節的に利用する。記録された鳥は計173種で、ブルガリア唯一のハイイロペリカン繁殖群のほか、コビトウ、メジロガモ、オジロワシ、各種サギ、ブロンズトキ、ヘラサギなどが生息する。絶滅が危惧される種や欧州保全上重要な種も多い。
ドナウとの水循環を再生
1949年の堤防建設で湖はドナウ川の自然な水位変動から切り離された。環境悪化により1992年から2003年まで危機遺産に登録されたが、1994年に水路を造り、春の河川水流入を回復させた。ラムサール条約湿地、ユネスコ生物圏保存地域にも指定される。
核心部へ入らない観察
核心部は厳格に保護され、直接立ち入れるのは許可された研究・管理活動に限られる。観察は周辺の認可施設、歩道、展望地点から行い、地域の自然史博物館で種を学べる。双眼鏡を使い、静かに行動し、ドローンや餌やりを避け、博物館の時間と季節規制を環境当局へ確認したい。