について セントロ・イストリコ・デ・ラ・メキシコ・シティ
メキシコシティはメキシコの首都で国内最大の都市であり、北米を代表する文化・政治・金融の中心の一つである。中央高原のメキシコ盆地、標高約2,240メートルに位置し、16の行政区から成る。高地のため到着直後は疲れやすく、徒歩観光では速度を落として水分を取り、強い日差しと雨季の午後の雨にも備えたい。
現代都市はテスココ湖の水系と古い集落の上に築かれた。メシカ人は1325年頃、湖の島にテノチティトランを建設し、巨大な都市へ発展させた。1521年のスペイン軍による包囲で大きく破壊され、その跡にスペイン式都市計画で新しい町が造られた。1524年にメキシコ=テノチティトラン市が設置され、1585年から正式にシウダー・デ・メヒコと呼ばれた。以後、ヌエバ・エスパーニャの広大な領域を統治する政治・行政・金融の中心となった。
独立後の1824年に連邦区が創設された。自治拡大を求める長い過程を経て、住民は1997年から政府の長と地方議会議員を直接選べるようになった。2016年1月29日、連邦区は正式にメキシコシティへ改称され、自治権も強化されたが、国家権力の所在地であるため憲法上の地位は各州と同一ではない。
歴史地区とソチミルコは1987年にユネスコ世界遺産へ登録された。ソカロ、メトロポリタン大聖堂、国立宮殿、テンプロ・マヨール遺跡、壁画芸術が先住民、植民地、近代国家の歴史を伝える。国立人類学博物館、チャプルテペック公園、フリーダ・カーロ博物館、各地区の市場も都市文化を知る重要な場所だ。博物館は約200館あるが、休館日と予約条件は施設ごとに異なる。
地下鉄、メトロブス、公共自転車で主な観光地区を移動できるが、ラッシュ時は非常に混む。定員の少ない邸宅博物館や特別展は各公式サイトで事前予約したい。タクシーは正規乗り場か信頼できる配車アプリを利用し、携帯電話と財布に注意する。歴史地区では歩行者空間、宗教施設、住民の生活動線を尊重することも大切だ。