について セーハ・ダ・カピヴァラ国立公園
セラ・ダ・カピバラ国立公園――ブラジルに残る先史時代の記憶
ポルトガル語でParque Nacional Serra da Capivaraと呼ばれるセラ・ダ・カピバラ国立公園は、ブラジル北東部に位置する。園内には先史時代の岩絵が残る岩陰が数多くあり、ヨーロッパ人到来以前の社会を研究するうえで欠かせない遺跡群となっている。
アメリカ大陸を代表する遺跡の集中地
この山地には、アメリカ大陸で知られるなかでも最大規模かつ最古級の先史遺跡群が集まる。岩絵のパネルやその他の考古資料は、異なる時代の人々の暮らしを読み解く手がかりを伝えている。
科学的な研究からは、セラ・ダ・カピバラが先コロンブス期に人口の集中した地域だったことが示されている。そのため同公園は、大陸における人類居住の長い歴史と、現在のブラジルに存在した文化の多様性を理解するための重要な場所である。