について ソカロ(中央広場)
メキシコシティの憲法広場は一般にソカロと呼ばれ、歴史地区の中心にある国家的公共空間である。メシカの都テノチティトランの祭祀中心に近く、植民地期には中央広場と練兵場になった。正式名は1812年スペインのカディス憲法がここで宣誓されたことに由来する。「ソカロ」は19世紀の独立記念柱で基壇だけが造られたことから定着し、後に各都市の中央広場を指す一般語にもなった。
北にメトロポリタン大聖堂、東に国立宮殿、南に旧市庁舎と市政府庁舎が並び、北東にはテンプロ・マヨール遺跡がある。広い舗装面と巨大な国旗が印象的だが、ここは静的記念物ではない。独立記念日の式典、軍事パレード、宗教行事、展覧会、コンサート、抗議、集会が繰り返される。メキシコシティ歴史地区は1987年に世界遺産へ登録された。
広場自体は通常無料の公共空間で、一定の開場時間を持たない。ただし大行事、警備、舞台設営、デモで一部が閉鎖される。周囲の建物はそれぞれ別の時間・予約制度であり、広場が開いていても国立宮殿、聖堂、博物館へ入れるとは限らない。宗教・政府施設では保安検査と慎みある服装が必要で、政治集会時には群衆や警察規制を横切らない。
地下鉄2号線Zócalo/Tenochtitlan駅が直結し、通常は平日5時から、週末はやや遅く運行するが、催事で入口が閉まることがある。徒歩でテンプロ・マヨール、マデロ通り、アラメダ、各博物館へ回れる。混雑地では所持品を管理し、車と自転車にも注意する。建築観察は早朝、市民の活動を見るなら夕方がよい。出発前にCDMX公式行事・交通情報を確認したい。