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トマールのキリスト教修道院

トマールのキリスト教修道院を解説。テンプル騎士団、キリスト騎士団、円堂、マヌエル様式の窓と五世紀の建築を紹介。

座標: 39.6034985, -8.4190304 更新日: 2023-12-25 Google ストリートビュー

について トマールのキリスト教修道院

トマールのキリスト教修道院――テンプル騎士団からキリスト騎士団へ

キリスト教修道院は、ポルトガル中部トマールの丘上に立つ城塞・修道院複合体である。テンプル騎士団長グアルディン・パイスが1160年に創建した。初めは騎士団の要塞でレコンキスタの象徴だったが、後にポルトガルのキリスト騎士団本部となった。

テンプル騎士団の円堂

最古の中心部は12世紀の円堂「シャロラ」である。多角形の外周の内側に八角形の空間を置く構成は、エルサレムの聖墳墓教会の円堂から影響を受けた。同種のテンプル騎士団教会で現存する例はヨーロッパでも少ない。

キリスト騎士団への継承

14世紀にテンプル騎士団が解散すると、ポルトガル支部はキリスト騎士団へ再編された。修道院は14世紀に同騎士団の本拠となり、15世紀のポルトガル海洋進出を後押しした。場所の象徴性も、レコンキスタからマヌエル時代の異文化への開放へと変化した。

五世紀にわたる建築

複合体は約500年かけて築かれ、ロマネスク、ゴシック、マヌエル、ルネサンス、マニエリスム、バロックの要素を併せ持つ。異なる時期の回廊、修道施設、実務建築が初期の騎士団施設を囲み、一つの場所でポルトガルの政治・美術史を読み取れる。

マヌエル様式の窓

マヌエル様式の教会はアーケードで円堂と結ばれた。著名な参事会室の窓は、ロープ、植物、海洋のモチーフを精緻な石彫で組み合わせたマヌエル様式の代表作である。円堂内の絵画、フレスコ、金色の彫像はキリスト騎士団の富と宗教的権威を伝える。

1983年の世界遺産登録

トマールのキリスト教修道院は1983年、ユネスコ世界遺産に登録された。現在は文化遺産、観光地、宗教空間という役割を持つ。公開区域、礼拝、修復工事によって見学動線が変わる場合があり、公式情報の確認が必要である。