について ビンドーランダ
ヴィンドランダ:ハドリアヌスの長城より古いローマ軍要塞
ヴィンドランダ(Vindolanda)は、イングランド北部のハドリアヌスの長城の南側にあるローマ軍補助部隊の要塞です。その起源は長城の建設よりも古く、ローマ帝国がブリテン島北部に築いた軍事拠点を知るうえで重要な遺跡です。
スタネゲート街道を守った拠点
考古学的な発掘調査から、ヴィンドランダはおよそ西暦85年から370年までローマの支配下にあったことが分かっています。遺跡はノーサンバーランドの現在のバードン・ミル村近くに位置し、タイン川とソルウェー湾を結ぶローマ街道スタネゲートを守っていました。
ヴィンドランダ木簡
この遺跡を特に有名にしたのが、薄い木片に文字を記した「ヴィンドランダ木簡」です。発見当時、これらは英国に現存する最古の手書き文書とされました。日常の通信や記録が残されており、ローマ軍の駐屯地とその周辺社会の暮らしを伝える貴重な資料です。