について ピミアナカス
ピミアナカス――アンコール王宮中心部の三層式寺院山
ピミアナカスはクメール語でប្រាសាទភិមានអាកាស(Prasat Phimean Akas)と記され、「天空の宮殿」を意味する。ヴィメアナカスとも呼ばれるクレアン様式のヒンドゥー寺院で、カンボジアのアンコール・トムにある古代王宮の城壁内、バプーオンの北に位置する。
ラージェンドラヴァルマン2世からスーリヤヴァルマン1世へ
寺院は10世紀後半、ラージェンドラヴァルマン2世の治世に着工され、11世紀初頭にスーリヤヴァルマン1世のもとで完成した。三層のピラミッド基壇によって、ヒンドゥー教の寺院山を表現している。
王宮内の聖なる建築
ピラミッド頂部にはかつて塔堂が立ち、最上段の壇の縁には回廊が設けられていた。王宮複合体の中心に置かれたピミアナカスは、宗教的な聖域であると同時に、アンコール王権の空間を構成する重要な建物だった。