について ブリッゲン
ブリッゲン―ベルゲン港に残るハンザ商館の木造街区
ブリッゲンはノルウェー語で「埠頭」を意味し、かつては「ドイツ埠頭」を意味するTyskebryggenとも呼ばれました。ノルウェーのベルゲン、ヴォーゲン港東岸に並ぶ歴史的な商業建築群で、1070年ごろに成立した港町の発展を伝えています。
ノルウェーにおけるハンザ同盟の拠点
1350年ごろ、ハンザ同盟はベルゲンに在外商館を設けました。ドイツ商人はブリッゲンを拠点に、王から与えられた特権のもとでノルウェー北部の干しダラ交易を支配しました。ハンザ同盟が設けた四つの主要在外商館のうち、現在まで残る唯一の例です。
火災後も受け継がれた中世の区画
木造街区は何度も火災に遭い、現在の姿は主に1702年の大火後の再建に由来します。従来の敷地割り、細長い路地、伝統的な木造技術を踏襲したため、中世都市の基本構造が保たれました。ユネスコによれば、旧街区には約62棟の歴史的建物が残ります。
商館街から世界遺産へ
ブリッゲンは1979年にユネスコ世界遺産一覧表へ登録されました。現在は博物館、店舗、レストラン、パブが入りますが、火災、湿気、気候変動、観光圧力に弱い木造遺産でもあります。狭い木の通路を歩く際は、現地の防火と保存上の規則を守る必要があります。