について プノン・クーレン国立公園
プノン・クーレン国立公園――クメール帝国発祥の記憶を宿す聖山
プノン・クーレン国立公園は、カンボジアのシェムリアップ州にあるプノン・クーレン山地に位置する。1993年に設立され、面積は約373.73平方キロメートル。正式名称はPreah Jayavarman-Norodom Phnom Kulen National Parkで、クメール語ではឧទ្យានជាតិព្រះជ័យវរ្ម័ន-នរោត្តម ភ្នំគូលែនと表記される。
アンコール時代のマヘンドラパルヴァタ
アンコール時代、この山地は「偉大なるインドラの山」を意味するマヘンドラパルヴァタとして知られた。古い碑文によれば、ジャヤヴァルマン2世は西暦802年、ここでジャワからの独立を宣言し、自らの王権を確立した。
この出来事は、一般にクメール帝国成立の象徴的な起点とみなされている。そのためプノン・クーレンは国立公園であると同時に、カンボジアの歴史と信仰の記憶に深く結びついた文化的景観でもある。