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マナス国立公園

マナス野生生物保護区はインドとブータンの国境地帯に広がる世界遺産。トラ、サイ、ゴールデンラングールなどの生態と訪問時の注意を紹介。

座標: 26.6594227, 91.0011311 更新日: 2023-12-05 Google ストリートビュー

について マナス国立公園

マナス野生生物保護区―ヒマラヤ山麓をつなぐ生命の回廊

マナスはインド北東部アッサム州、ヒマラヤ南麓に位置し、マナス川に沿ってブータンのロイヤル・マナス国立公園と連続しています。森林に覆われた丘陵、沖積草原、熱帯常緑樹林が接するこの地域は、インド北東部を代表する自然保護地域です。1985年、豊かな生物多様性が評価され、マナス野生生物保護区としてユネスコ世界遺産に登録されました。

世界遺産と広域保護区の違い

マナスには複数の保護制度が重なるため、名称と範囲には注意が必要です。世界遺産に登録されている区域は3万9100ヘクタールの野生生物保護区で、より広い28万3700ヘクタールのマナス・トラ保護区の中核部にあります。このほか国立公園、ゾウ保護区、生物圏保存地域としての枠組みもあります。世界遺産区域と広いマナス保全景観は同一ではありません。

ブータンから平野へ流れるマナス川は、洪水を通して砂州、草原、河畔林を絶えず作り変えます。国境を越えてつながる生息地は大型動物の移動経路となり、両国の保護地域を一体として守る意義を高めています。

希少な野生動物

トラ、インドサイ、アジアゾウ、野生スイギュウなどの大型哺乳類に加え、コビトイノシシ、アラゲウサギ、ゴールデンラングール、アッサムセタカガメなど、希少で絶滅が危惧される動物が生息します。背の高い草原と森林のモザイク状の環境が、多様な動物を支えています。社会的不安と密猟で深刻な打撃を受けた時期もありましたが、保全努力を経て2011年に危機遺産リストから除外されました。

訪問前に確認したいこと

観光ではバンサバリなどの入口から許可区域へ入り、現地管理のジープなどを利用するのが一般的です。モンスーン、洪水、道路整備、野生動物の状況によって開放区域が変わります。乾季は比較的移動しやすいものの、営業日や時間は固定情報と考えず、アッサム州の森林・観光当局または認可事業者へ直前に確認してください。

動物との距離を保ち、餌付けや追跡をしないことが基本です。特定の動物との遭遇は保証されません。マナスの本質は、川、草原、森、国境を越えた保全が支える生態系全体にあります。