について ヴュー=ケベック
ケベック旧市街:アッパータウンとローワータウンに刻まれた400年
ケベック旧市街は、ケベック州都の歴史的中心である。ダイヤモンド岬の高台で城壁に囲まれたアッパータウンと、ロワイヤル広場や旧港の周囲に発展したローワータウンから成る。急な地形、石造建築、セントローレンス川への眺望が独特の都市景観をつくる。
17世紀初頭に始まった都市
サミュエル・ド・シャンプランが1608年にケベックを建設した。ニュー・フランスの首都となり、1760年以降はイギリス植民地の主要都市へ変わった。軍事、宗教、行政、商業の機能が400年以上にわたり、砦、修道院、教会、倉庫、住宅を形づくってきた。
メキシコ以北で唯一残る城壁都市
ユネスコによれば、城壁、稜堡、門、防御施設を保存する北米唯一の都市である。歴史地区は約135ヘクタール。アッパータウンにはシタデル、ドーフィヌ堡塁、シャトー・フロンテナック、城壁があり、ローワータウンはロワイヤル広場とプチ・シャンプラン地区を中心とする。
1985年、保存状態の良い植民地期の要塞都市として世界遺産に登録された。ただし地区は博物館化された舞台ではなく、住民、商店、宗教・公共機関が歴史建築を使い続ける生活空間でもある。
徒歩で巡る方法
城門、城壁、ダファリン・テラス、ロワイヤル広場、河岸を結ぶには徒歩が最適だ。上下の移動には急坂と階段があり、有料のケーブルカーも利用できる。冬は雪、凍結、風に備えた靴と服装が必要。街路は自由に歩けるが、シタデルや博物館などは個別の料金・開館時間を設ける。
生きた遺産への配慮
夏と祝祭期は特に混雑する。早い時間に歩き、公共交通を利用し、住宅の出入口をふさがないことが地域への負担を減らす。季節営業、工事、入場条件は変わるため、ケベック市公式観光サイトと各施設の最新情報を確認したい。