について Boddington Gold Mine
西オーストラリアの農村地域にある大規模鉱山
パースの南東約130キロ、ボディントンの町から約16キロの場所に、ニューモント社が運営する大規模な露天掘り金・銅鉱山がある。サドルバック・グリーンストーン帯に位置し、ニューモントはヌーンガー民族に属するウィールマンの伝統的土地にあると説明する。工業規模の鉱山と小さな農村の町が隣り合うことが、この地域の特徴だ。ボディントン鉱山は一般向けの観光施設ではなく、会社の操業案内にも通常の見学ツアーは掲載されていない。旅行者は鉱山に入らず、公開情報を通して鉱業地区を知り、町と周辺の田園を歩くことができる。
現在の操業は2009年に商業生産を開始し、金と銅を産出する。ニューモントはボディントンをオーストラリアの主要な金鉱山の一つに位置づけている。会社が示す年間生産量や埋蔵量の寿命は、報告期間、鉱石の状況、企業の前提によって変わるため、恒久的な事実として繰り返さず、最新の報告書で確認したい。より長く変わらない特徴は、採掘と処理施設が広い区域にまたがり、地域を代表する雇用先とランドマークになっていることだ。
技術と土地に暮らす人々
ボディントンは2021年に大規模な自律運搬システムを導入したことで知られる。ニューモントによると、この種のシステムを実装した世界初の金鉱山であり、2022年までに自律走行車両は1億トンを超える資材を運搬した。これらのトラックは鉱山の運行システム内で制御され、一般道を走る観光客向けの自動運転車ではない。自動化は、重い積荷の輸送を調整し、作業員が操業上の危険にさらされる機会を減らす取り組みの一部だ。この節目は興味深いが、全作業が自動化されたことや、技術が採掘の危険をなくしたことを意味しない。
土地とのつながりは企業や技術だけの物語ではない。ニューモントは、ヌーンガー民族のウィールマンを伝統的所有者として認識し、伝統的所有者や地域団体と協力すると説明している。西オーストラリア州政府の南西部ネイティブ・タイトル和解は、六つの先住民土地利用協定を通じて2021年に発効し、Gnaala Karla Boojaを含むヌーンガーのグループを対象にしている。これらの協定と関係には独自の法的・地域的な歴史がある。旅行案内では伝統的所有者とCountryとの現在も続くつながりを紹介できるが、企業の説明を先住民自身の声の代わりにしたり、土地や文化遺産をめぐる問題がすべて解決したかのように書いたりしてはならない。
町の周辺で訪ねられる場所
鉱山への入場が管理されているため、一般に公開された地域の歴史は町でたどるのがよい。ボディントン郡は、旧学校と図書館の一角にビジター・情報センターを設け、地域を知る資料を用意している。センターの利用時間は図書館の開館時間に準じると郡が案内しているので、出発前に確認しよう。町の地図や観光案内板も公開情報として紹介されている。これらは鉱業、林業、農業、地域社会の歴史を知る手掛かりになるが、ニューモントの管理する鉱山に入って設備を見学できるという意味ではない。
ホサム川沿いの景観は工業地帯とは異なる穏やかさを見せる。郡は川辺の散策路、ライオンズ・ウィア、ランフォード・プールを案内し、ピクニックや野鳥観察、規則に従った釣りの場所として紹介している。ボディントンからタリス橋までの鉄道跡のトレイルは、往復約16キロ。川、農地、樹林地に沿って進む。タリス橋は1912年に造られ、ピンジャラとナロジンを結ぶ木材鉄道に1968年まで利用された。郡は橋の周囲を巡る短いコースも案内している。出発前に道の状況を確認し、水を携行して往復の時間を見込もう。
現実的な見通しで旅を計画する
ボディントンは農村地域なので、移動距離と開館時間の確認が大切だ。ビジターセンターの営業は郡や観光案内に確認し、郊外へ向かう道路状況を調べ、店や公共施設が毎日開いていると決めつけないようにしたい。郡の自然案内によれば、管内には広い州有林があり、トレイルやピクニック場所ごとに路面や設備が異なる。表示された公共ルートを歩き、私有地を尊重し、火災、天候、川辺の安全に関する案内に従おう。こうすれば実際に一般利用できる場所を中心に旅程を組める。
ボディントンを理解するには、地域経済を変えた現代鉱山と、川、散策路、地域の遺産を持つ町の両方に目を向けたい。商業生産が2009年に始まり、2021年に自律運搬システムが導入されたことはニューモントの資料で確認できる。ビジターセンター、ホサム川、タリス橋の歩道は郡が案内している。いずれの情報も、許可のない鉱山への立ち入りや存在しない見学ツアーを正当化しない。会社と郡の最新情報を確かめ、公開された景観を自分のペースで巡ろう。町の物語はゲート内の操業だけではなく、周辺に暮らす人々、Country、農村の風景にもある。