について Seahenge
シーヘンジ――ノーフォークで見つかった青銅器時代の木柱環
シーヘンジは「ホルムI」とも呼ばれる先史時代の遺構で、英国ノーフォーク州のオールド・ハンスタントンに近いホルム・ネクスト・ザ・シーにあった。英国の青銅器時代初期に築かれた木柱環で、中央には大きな木の根株が上下逆さに据えられていた。正確な用途は不明だが、祭祀に使われたとする見方が有力な解釈の一つである。
木柱環の構造
外周には、割った小型のオーク材55本が並び、およそ7メートル×6メートルのほぼ円形の空間を囲んでいた。木材は一本ずつ別々の穴に立てられたのではなく、円形の施工溝に沿って配置されていた。一例を除き、割った面は内側、樹皮の面は外側を向いていた。
南西側の一本には細いY字形の分岐があり、中央部へ入る通路になっていた。入口の外側には別の柱が置かれ、外から内部を直接見通せないようにしていたと考えられる。木材は当時の地表から約1メートルの深さまで据えられていたが、地上部分の元の高さは分かっていない。環の中心には、大きなオークの切り株が逆さに置かれていた。
発見と発掘をめぐる論争
遺構は1998年に広く知られる以前から、地元住民の間で存在を認識されていた。報道機関は著名なストーンヘンジになぞらえて「シーヘンジ」と命名し、発掘は地方・全国双方のメディアから大きな注目を集めた。
木材の撤去には抗議も起きた。観光資源として現地に残すことを望む住民がいた一方、新異教主義者の一部は、遺構を移動することが建造者の信仰を尊重しない行為だと考えた。
通称と考古学上の分類
シーヘンジは新聞報道から生まれた通称である。この木柱環が考古学上の厳密な意味で「ヘンジ」だったことを示す証拠はなく、専門的にはホルムIという名称がより正確である。