について Ubeidiya
ウベイディヤ遺跡:初期人類のアフリカ脱出を伝える証拠
ウベイディヤ遺跡(Ubeidiya、‘Ubaydiyyaとも表記。ヘブライ語:עובידיה、アラビア語:العبيدية)は、イスラエルのヨルダン地溝帯、ガリラヤ湖の南に位置する更新世の考古遺跡です。
新研究が見直した遺跡の年代
長年、この遺跡は約150万年前のものとされ、ホモ・エレクトス系統の集団がアフリカを出た初期の痕跡の一つで、ジョージアのドマニシ遺跡に次ぐ年代だと考えられてきました。しかし、ヘブライ大学の研究者らが2026年に発表した研究は、ウベイディヤ層が少なくとも190万年前にさかのぼると提案しています。この結果は従来の年代比較を改めるもので、遺跡の絶対年代が今なお研究途上であることを示します。
アシュール文化の石器と更新世の動物
出土品には、アシュール文化型の握斧、カバの大腿骨、絶滅したウシ科動物の非常に大きな一対の角があります。これらは、レバント回廊の更新世の動物相や環境、古人類の活動を知る貴重な資料です。
発見と発掘調査
ウベイディヤ遺跡は1959年に発見され、1960年から1974年にかけて体系的に発掘されました。数多くの地質・考古学的な層は、初期人類がアフリカ外へ拡散した過程を研究するうえで、現在も重要な証拠となっています。