台湾南東部の海岸、台東県東河郷の都蘭村北西に、都蘭遺跡があります。海岸山脈の山すそに広がる、なだらかな海岸段丘に位置する遺跡です。訪問区域は小規模ですが、台湾東海岸を通じた人や物、知識の移動という大きな歴史を考える手がかりになります。国立台湾史前文化博物館の「台湾史前文化雲」は、都蘭を東海岸の巨石文化を代表する遺跡の一つと紹介しています。
博物館の資料によると、台東東部では約3,500年前に麒麟文化、または巨石文化と呼ばれる伝統が現れました。人の手で加工された大きな石が特徴で、単石、石壁、石輪、岩棺などが含まれます。ここでいう「文化」は考古学上の遺物や特徴のまとまりを指し、特定の集団の姿をすべて復元できるという意味ではありません。資料は多様で、その解釈は今も研究されています。