現在のファルサラ西部には、古代ファルサロスを代表する墓葬遺構がある。古代アルカイック期末に石で築かれたトロス墓だ。地図では古典期の横穴墓と記される場合もあるが、考古学研究は円形平面と持送り式の天井を区別し、紀元前6世紀末の建設、その後の継続利用を示す。
墓は有力なテッサリア都市の西墓地に属した。築造された通路と短い入口の先に直径約4.5メートルの円形室があり、二基の一枚石の石棺が置かれた。多角形石積みは都市城壁とも視覚的に響き合う。
ファルサラのトロス墓を解説。古代アルカイック期の建築、出土陶器、保存工事、見学前の確認、安全上の注意を紹介。