メテオラはギリシャ・テッサリア平原北西端、カランバカとカストラキの上に広がります。礫岩と砂岩から成る巨大な岩柱が平原から立ち上がり、浸食でほぼ垂直の孤峰となりました。隠修者は少なくとも中世初期から洞窟で暮らし、14世紀以降は山頂に組織的な修道院を建設。歴史上約30院が存在し、現在はメガロ・メテオロン、ヴァルラーム、ルサヌー、アギオス・ニコラオス・アナパフサス、アギオス・ステファノス、アギア・トリアダの6院が活動しています。
ユネスコは1988年、自然、建築、宗教の価値を併せ持つ世界遺産として登録しました。かつて修道士は縄網や取り外せる梯子で登りましたが、現在は道路、石段、橋を利用します。内部には聖堂、壁画、写本、イコン、生活空間が残る一方、今も祈りの場です。メガロ・メテオロンとアギア・トリアダは多数の階段があり、アギオス・ステファノスは比較的入りやすい場所。展望台だけでも岩柱、平原、院の配置を一体として眺められます。