オス城は、クリスチャンスボー城とも呼ばれる、ガーナの首都アクラのギニア湾岸に建つ要塞である。白い城壁と四隅の塔を持つ建物は、17世紀以降に西アフリカ沿岸をめぐった欧州勢力の競争、金などの交易、そして大西洋奴隷貿易の歴史を伝えている。 デンマーク=ノルウェーが1660年代に拠点を築いた後、城の支配はポルトガル、アクワム、英国などの間で移り変わり、最終的に独立後のガーナへ引き継がれた。単純な植民地建築の観光名所ではなく、海岸から世界へ広がった強制移住と搾取の歴史を考える場所である。