インド北東部シッキム州にあるカンチェンゾンガ国立公園は、標高8586メートルの世界第3位の高峰カンチェンジュンガにちなむ保護地域です。標高約1220メートルの谷から山頂まで、森林、高山草原、湖、氷河、岩稜、万年雪が連続し、ヒマラヤの高度変化を一つの景観の中で見ることができます。2016年には自然と文化の双方の価値が認められ、インド初の複合遺産として世界遺産に登録されました。
ユネスコが示す世界遺産区域は17万8400ヘクタール、緩衝地帯は11万4712ヘクタールです。区域内にはゼム氷河をはじめ18の氷河と73の氷河湖があります。大きな標高差によって亜熱帯の森林から高山帯、氷雪域まで多様な環境が生まれ、ユキヒョウ、レッサーパンダ、ジャコウジカ類、ヒマラヤの多彩な鳥類を支えています。