通称ラ・コンパニーアと呼ばれるイエズス会教会は、キト旧市街のガルシア・モレノ通りにあります。住所はベナルカサル通りN5-62とスクレ通りの交差点で、周囲には教会、広場、植民地時代の公共建築が集まっています。豪華な内装だけの場所ではなく、イエズス会の建築群の一部であり、アンデスの地形が街路や眺望、市民生活を形づくってきた都市の一角です。徒歩で訪れると、街から切り離された博物館ではなく、今も息づく歴史地区に入ります。
管理を担う財団は、設計と建設の期間を1605年から1765年としています。1世紀半を超える歳月は、建物を一人の建築家や一つの時代に帰するのが適切でないことを示します。工事にはイエズス会士、地域の先住民、キト派の芸術家が携わりました。財団によると、内部の木彫装飾には23金の金箔が貼られています。目に映る輝きと、それを生み出した熟練の仕事を結び付ける手掛かりです。