ガルダルの歴史地区にあるクエバ・ピンターダ(彩色洞窟)は、孤立した洞穴ではなく、より大きな集落の中心部が残った場所として見ると理解しやすくなります。考古学公園は、装飾が施された火山岩の洞室とともに、周囲から発掘された街路、住居、人工洞窟を保存しています。グラン・カナリア島の公式観光情報によると、1987年に始まった発掘調査で、先スペイン期のアガルダルに属する50を超える居住区が明らかになりました。博物館は絵だけを切り離した謎として見せるのではなく、集落の中に位置付けています。
遺跡の沿革には複数の日付があり、それぞれ異なる出来事を指しています。博物館は、農作業中の偶然の発見を1862年ごろとしていますが、公式な発見年は1873年です。洞窟は1972年に一般公開されました。しかし数年後には保存上の問題が顕在化し、保護・隔離工事が行われました。その後、長期の修復事業を経て考古学公園は2006年に再開しました。今日の博物館は、公開と保存を両立させるため、複数の段階を重ねてきた成果です。