チャウチーリャ墓地は、ペルーのイカ州ビスタ・アレグレ地区にあり、ナスカ市から南へ約30キロ離れている。ここに残るのは一つの巨大な墓ではなく、葬送に関わる景観だ。ペルー観光資源目録はラス・トランカス川の左岸に位置するとし、遺跡の範囲を長さ約2キロ、幅約0.5キロと記載している。町や有名な地上絵の観光ルートを離れて進むと、墓の建築、人の遺骨、死者とともに納められた品々が静かな場所に残されている。
チャウチーリャはしばしば「ナスカの墓地」として紹介されるが、その短い呼び方だけでは長い年代幅を見落としやすい。ペルー貿易観光省の目録は、ここで確認された遺物を三つの時期に結び付ける。すなわち、西暦700~1200年の中期ホライズンにあたるワリ文化、1200~1476年の後期中間期のポロマ、そして1476~1534年の後期ホライズンのインカ期だ。この年代は目録が示す文化的な枠組みであり、すべての墓が一つの集団に属する、あるいは同時期に造られたという意味ではない。数世紀にわたって使われた墓地と理解するのが適切だ。