「バサリ地方」は、ギニアとマリの国境に近いセネガル南東部の広大な文化的景観を指す通称です。ユネスコは2012年、「バサリ、フラ、ベディクの文化的景観」として世界遺産に登録しました。一つの村や単一の入口を持つ観光施設ではありません。サレマタのバサリ、バンダファシのベディク、ディンデフェロのフラに結びついた、地理的に離れた三つの区域で構成されています。
登録された遺産地は50,309ヘクタール、緩衝地帯は240,756ヘクタールに及びます。ユネスコは北部の沖積平野やなだらかな土地から、南部のフータ・ジャロン山塊北麓の丘陵や山地へと移る地形を説明しています。段々畑、水田、村、集落、考古遺跡が景観を形づくります。価値の中心には、地域社会が世代を超えて自然環境に適応してきた暮らしがあります。