バンディアガラの断崖は、マリ中部のドゴン人地域にある。砂岩の崖は南側の低い砂地平原から約500メートル立ち上がり、主要部は約150キロメートル続く。さらに広い砂岩山地は北東へ延び、全体では200キロメートルを超える。 険しい岩壁、崖錐、洞窟、砂岩台地、平原が複雑な地形をつくる。近づきにくい環境は集落の位置を決め、長く天然の防御にもなった。広義の山系はグランダミア山塊へ続き、標高1,155メートルのマリ最高峰オンボリ・トンドへ至るが、この地理的広がりは世界遺産の境界と同一ではない。