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ファレーズ・ド・バンディアガラ

バンディアガラの断崖は平原から約500メートル立ち上がり、ドゴンの村、穀物倉、聖所、儀礼が砂岩景観と一体になった世界遺産である。

座標: 14.4277938, -3.3253338 更新日: 2024-02-05 Google ストリートビュー

について ファレーズ・ド・バンディアガラ

バンディアガラの断崖――ドゴン人の土地に続く自然と文化の景観

バンディアガラの断崖は、マリ中部のドゴン人地域にある。砂岩の崖は南側の低い砂地平原から約500メートル立ち上がり、主要部は約150キロメートル続く。さらに広い砂岩山地は北東へ延び、全体では200キロメートルを超える。

断崖、台地、平原

険しい岩壁、崖錐、洞窟、砂岩台地、平原が複雑な地形をつくる。近づきにくい環境は集落の位置を決め、長く天然の防御にもなった。広義の山系はグランダミア山塊へ続き、標高1,155メートルのマリ最高峰オンボリ・トンドへ至るが、この地理的広がりは世界遺産の境界と同一ではない。

ドゴン人以前の住民

現在の主要な住民はドゴン人だが、それ以前にはトロイとテレムの人々が暮らした。崖の洞窟や高所にはテレム文化に関わる遺構が残る。ドゴン人は15世紀ごろから防御に適した地形を利用し、集落と建築を環境に密接に組み込んできた。

地形と結びつく生活建築

村は台地、崖面、平原に分布し、住居、穀物倉、祭壇、聖所、トグナと呼ばれる共同集会所が独特の景観を形づくる。仮面、祭り、儀礼、祖先崇拝の伝統は、この場所が過去の遺跡ではなく、人々が暮らす文化地域であることを示す。

1989年登録の世界遺産

ユネスコは1989年、「バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)」を文化・自然の両面を評価する世界遺産に登録した。資産には289の村と台地、断崖、平原が含まれ、考古学、民族学、地質、景観が一体となって西アフリカを代表する文化的景観を生み出している。

脆弱な生きた遺産

人口移動、干ばつ、砂漠化、豪雨、社会変化が伝統建築と生活様式に影響している。訪問を検討する場合は、マリ当局と信頼できる渡航安全情報を確認し、儀礼空間、写真撮影、村への立ち入りに関する地域社会の規則を尊重したい。