チュイ渓谷の開けた平原に立つブラナ塔は、かつて広がっていた中世の集落の最も目立つ遺構です。キルギス教育省の学習資料は、このミナレットを11~12世紀のものとし、中央アジアに残る初期の塔状建築の一つと説明しています。一般にはブラナと呼ばれますが、ユネスコは遺産の構成要素を「バラサグン市(ブラナ遺跡)」と記載しています。
この違いは重要です。塔だけが考古学的な物語のすべてではなく、バラサグン遺跡を訪ねるための目印です。ユネスコ世界遺産の地図は、「長安-天山回廊のシルクロード網」に含まれるキルギス側の構成要素の一つとして、バラサグン市(ブラナ遺跡)を記載しています。この連続遺産は2014年に登録されました。周辺都市と切り離された単独の記念物ではなく、国境を越える交通網の一部に位置づけられています。