マウナケアはハワイ島の中央高原からそびえ、山頂の標高は約4,205メートルです。休火山の盾状火山であり、ハワイ州の最高地点でもあります。道路脇の一般的な観光名所とは違い、空気は薄く、天候は急変し、施設は限られ、山頂へ向かう道は人里離れた環境を通ります。ヒロなど島内各地から車で訪れる人が多いものの、体験は頂上に着いてから始まるのではありません。標高と景色が変わっていく長い登り道そのものが、準備の必要な高山環境を伝えています。
標高の高い環境は、科学者と旅行者の双方がマウナケアに関心を寄せる理由を示しています。ハワイ大学は、この山に国際的に重要な天文学施設群があると説明し、高地と暗い空が観測に役立つとしています。ただし、各観測所は稼働中の研究施設であって、一般公開の博物館が並んでいるわけではありません。道路からドームが見えても、建物に入れる、研究用望遠鏡をのぞける、あるいは見学ツアーに参加できるとは限りません。山頂は望遠鏡を間近で見ることを保証する観光施設ではなく、科学と文化の両面で配慮が必要な場所です。