ミアウリ広場は、ギリシャのキクラデス諸島にあるシロス島の首都エルムポリで、市民生活の中心となる場所です。港から歩いて行ける距離にあり、市庁舎、文化施設、カフェ、住民の日常の往来が集まります。写真映えするだけの景観ではありません。19世紀にエルムポリが拡大するなかで広場も整えられ、交易と移住によってエーゲ海の港町はギリシャ有数の活気ある都市へ成長しました。
広場の歴史は、時代ごとに変わった名称にも表れています。最初はギリシャ初代国王オソンにちなむオソノス広場と呼ばれました。1862年に国王が退位すると、キトノス島の政治犯解放に関わった軍の動きとニコラオス・レオツァコスを記念して、レオツァコス広場に改称されます。1889年、アンドレアス・ミアウリ提督の像が除幕され、現在のミアウリ広場という名称になりました。それぞれの呼称は、近代ギリシャの政治的転換を伝えています。