ラ・フォルタレサはサンフアン旧市街の西端に建つ石造建築です。後に湾を囲む大規模な砲台とは異なり、街並みに溶け込む小さな要塞のように見えます。名称は「要塞」を意味し、軍事施設としての起源を伝えています。やがてプエルトリコ総督の公邸兼執務の場となり、サンタ・カタリナ宮殿とも呼ばれるようになりました。現在も政府機関が業務を続ける、現役の建物です。
プエルトリコ政府の公式資料によると、建設は1533年に始まり、1540年5月25日に完成しました。サンフアンの港を守るために造られた最初の防御施設で、その後に築かれたエル・モロ、サン・クリストバル、サン・ヘロニモなどの防衛網の出発点でした。軍事上の必要が変わるたびに改修され、1846年には行政宮殿として使うため大規模な改築が行われました。防御施設と宮殿の空間が共存する理由を、この変化から読み取れます。