「王妃の階段井戸」を意味するラーニー・キ・ヴァーヴは、グジャラート州パタンのサラスワティ川旧流路近くにある。11世紀、チャウルキヤ朝ビーマ1世を追悼し、妃ウダヤマティが建てたとされる。取水・貯水設備でありながら、水の神聖さをたたえる宗教建築となった。 七層の階段とパビリオンを下り、長方形の水槽と円筒形井戸へ至る。ユネスコが「逆さの神殿」と表現するように、聖所へ上る代わりに柱廊、回廊、彫刻壁の間を地下へ進む。深さ、実と空の比率、換気、荷重処理は高度な構造技術を示す。