スペイン北西部ガリシア州にあるルーゴのローマ城壁は、古代ローマ都市ルクス・アウグスティの歴史地区を囲んでいます。紀元3世紀から4世紀に築かれた防衛線は全周が残り、西ローマ帝国の後期軍事建築を伝える最も完全な例として、2000年にユネスコ世界遺産へ登録されました。
城壁の総延長は2,117メートル、高さは約8〜10メートル、幅は通常約4.2メートルで、場所によって7メートルに達します。85基の外塔と10か所の門が残り、門のうち5か所はローマ時代、残る5か所は近現代に開かれました。外面には主に粘板岩と一部の花崗岩が使われ、内部には石材と石灰モルタルが詰められています。後世の改修を受けながらも、原形と防御機能を読み取れることが特徴です。